小葵花中国語 in 常熟

AOI中国語教室も創立1年を過ぎ、生徒さんのレベルもどんどん上がってきています。テキストも最初の頃はほとんど入門編だったのが今ではビジネスレベルのテキストを勉強される人も多くなってきています。本当にうれしいことです。
反面、ある程度のレベルに達すると上達のスピードが遅くなったように感じて悩む人も多くなってきます。でもそれは語学学習の過程では必ずあることなんです。心配はいりませんよ。また、外国語の勉強というものは、毎日勉強していても、全然進歩が感じられない時もあります。でも我慢して続けていると、ふと一段高みに登ったような感覚を覚えることもあります。階段を上るようなものです。階段を一段上る前には、大きな壁に突き当たって身動きできないような感覚を覚えてしまうものなのです。中国語を始めて半年から1年ぐらいの生徒さんが共通して感じる壁（ステップ）があります。始めた頃は中国語を使って表現できることが毎日のように増え、表現できることが増えれば増えるほど上達を実感できるのに対して、少し上達してくると今度は外国語で表現できないことがいかに多いかということに不満を感じるようになります。本来母国語で言いたいことが外国語で言えないということを痛感します。
こういう時にまったく停滞してしまったとまでいかなくても、少なくとも上達速度が遅くなってしまったと感じてしまうのです。そして多くの人はこの時期に、自分には語学の才能がないのではないかと思い、勉強そのものをやめてしまいます。まあそれなりに日常会話はできるしいいか、という風に自分に言い訳をして妥協してしまいます。けれどあなたの周りにいる中国語ができる人たちは、例外なくこのような段階を乗り越えてきた人なのんですよ。今一番大切なことは続けること。進歩しなくなったからといって悩むことはありません。停滞を感じるのはあなたの目線が一段高くなったということ。本当は今が次のステップに上がるチャンスなんですから。『究極の中国語上達法とは？』⇒ こちら

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前回は、存現文のうち存在を表す存在文についてご説明しました。これとセットになるのが現象文、つまりモノコトの出現と消失を表す表現ですね。”出現”、”存在”、”消失”を表すこれら3つがセットになって存現文というくくりになる理由は、第一義的にはその文の構造にあります。すなわち「前から一匹の猫が歩いてきた。」の主語「猫が」が、上記3つの文ではすべて目的語の後ろに置かれることになりますね。
そして存現文の本質は、「が格」にあたる動作主が後置されることで背景化され、全体として「誰が何をしたか」ということより「そこで何が起こっているか」ということを述べる文章になっているということなんです。最初に場所が来て、モノゴトが起こる「舞台」「シーン」が設定され、その舞台に何かが現れる、何かがいる、そこから何かが消えうせるという形でモノゴトを俯瞰的に表現するのが存現文なのです。注意：“動作主が背景化される”という表現をしましたが、これは文法的な扱いであって、その表現で「何を言いたいか」ということで言えば、言葉の原則に従って、後置された不特定のモノコトの方であることは変わりませんよ。
猫在屋顶上。　（猫は屋根の上にいる）
　　⇒ 言いたいのは“屋根の上にいること”
屋顶上坐着一只猫。　（屋根の上に猫が座っている）
　　⇒ 言いたいのは“猫が座っていること”　　ですよ～

以上参考文献は三宅登之先生の「中級中国語　読みとく文法」でした。

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中国語には「存現文」というのがあります。なんか難しそうですがこれは「存在」を表す「存在文」と「出現・消失」を表す「現象文」の二つにわけて考えた方がわかりやすいです。
今日は「存在文」について
　以前存在を表す「場所+有＋モノコト」と「モノコト＋在＋場所」の形を勉強しました。続きは次回です
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