小葵花中国語 in 常熟

I look at you.
英語を習った頃、自動詞と他動詞の違いを勉強しましたね（忘れましたか）。他動詞の後には直接目的語が続き、自動詞の後には前置詞が来てから目的語に続きます。take off, Put on, call at等と自動詞+前置詞でいろんな意味になるので、自動詞+前置詞のセットで覚えてしまいます。こういう風に覚えると“自動詞と前置詞の結びつきが強い”という誤解を生じてしまいます。実際はそうではないんです。I look at you.という例をみると、lookは完全自動詞で、I look.で一つの完結した文になります。これが自動詞の自動詞たるゆえんですよね。その後lookを具体的に説明して、それがあなたに向かって（at you）、lookするのです、という付加的説明をするのです。ですから、英語的感覚で解釈すれば、I look at you.は「私は見る。（何を見るかというと）あなたの方を見るんです。」ということになりますよ。武松打死了一只老虎。

大阪大学の古川裕教授が結果補語についてこんな説明をしてくれています。「武松打死了一只老虎。」という文をみましょう。たいていの人は中国語は英語と同じSVOの文型を持つと考え、「打死」という結果補語の部分を一つの「動詞」という風に理解するのですがそういうSVOの概念で見てしまうと、「武松が殴って、その結果（武松が）死ぬ」という風なイメージになるそうです。古川先生の解釈は、「打」は武松の主語、「死」は老虎の主語と捕らえた方が、中国語的発想に近いということらしいです。「死了一只老虎。」は「存現文」と見ます。すなわち「打」と「死」の結合は強くなくて、むしろお互いにそっぽを向いているということのようです。ですから「武松打死了一只老虎。」の文型は中国人の考え方に基づいていうなら「S+V+V+S」なのだそうです。

 「結果補語」の結合が弱いからこそ、「可能補語」を形成する時には、結合の弱い中間の部分を狙って「得」や「不」といった字が入り込むのだそうです。おもしろいですね～

でも、電車の中では気持ちよく席を譲りましょう～

「結果補語」「可能補語」「様態補語」の”かたち”について学ぼう ⇒ こちら


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開校のお祝いをいただきました
チョッパー（乔巴）のケーキです。

切ってみるともう一つのサプライズ

レインボーカラーです！

ありがとうございました


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「不」と「没」の使い分けは実はけっこう難しいんですが、以下の原則を覚えておくといいですよ。
ポイントは言うべき内容が“出来事”であるかないかです。
（出来事というのは、時間軸に沿って展開する「変化」のこと）
どちらにするか迷ったら、
まず当該の事項が「出来事」であるかないか？
　　　　
　　①出来事でない場合（変化を伴わない場合）はすべて「不」です。
変化（出来事）である場合、それが問題の時を含めそれ以前の変化の否定か、それ以後の変化の否定か？
　　②それ以前の否定は「没」です。
　　③それ以後の否定は「不」です。
　
例を言うと、我不是老师。といっても何も「変化」するわけではないので「不」。
去年没去中国。なら今より以前の「行く」という変化の否定なので「没」＝行かなかった。
明天不下雨。なら今より後の「雨が降る」という出来事の否定なので「不」＝降らない（だろう）。
まとめると以下のようにわりと単純なんですね。こちらに→追加の記事があります。


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