小葵花中国語 in 常熟

中国語は前置詞型のフレーズを動詞の前に置くことになり、ちょっと不自然と言えば不自然ですね～。同じような中国語の構造上の特徴については以前にもお話しました。
ま、そういうことに文句言ってもはじまりません。動詞の後、つまり主部と述部の間に入り込んでくるから”介词”というんですからね。
でもこの原則は、「より大きな原則」によって破られることもあるんです。下の二つの文はどちらも正しい中国語なのですが、意味はわかりますか？ヒントは「より大きな原則というのは、生じる動作や状態の順番通りに単語が決まり語順が決まる」という中国語の基本です。
はい、わかりましたね。上の二つの文では孫悟空の動作は「掌の上で跳ぶ」、「掌の上に跳ぶ」と全く異なります。
語順だけでこんなに意味が変わる。中国語はとてもおもしろい言葉だと思いませんか？
はい、今日はここまでです。

参考引用文献は古川裕先生の「中国語の文法スーパーマニュアル」です。中国語という言葉がどういうシステムで成り立っているかが理解できる素晴らしい本です。

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