小葵花中国語 in 常熟
常熟の語学学校「葵(あおい)中国語教室」のブログです。
数字でキメル中国語!
- 2013/11/07 (Thu) |
- 中国語のお勉強 |
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中国人はやたら数字を使ってコミュニケーションしたがる傾向があります。これについて王浩智さんのはおもしろい考え方を示されていました。
以下は上海、豫園の紹介文です。
ありきたりの名所旧跡の紹介文のようですが、「重さ80トン」というような紹介の仕方はに日本ではあまりしないんじゃないでしょうか。日本人の場合、この具体的な数字を聞いてなにかわかった気になることはないのですが、中国の人たちは数字を聞けばある程度「腑に落ちる」傾向があるんです。
言葉はそもそも万能ではなく、言葉を介してわかることの範囲は限られています。「100億円の利益」などと言われても、日頃財布の中に100元札が数枚しか入っていない庶民には、実感として理解できませんよね。
だから、あるところで無理やり納得して話を進めることが必要になります。こういう時日本人なら、富豪の家が東京ドーム2個分、とか、世界中の金の埋蔵量は50mプール3個半分、みたい比喩を示されてなんとなくわかった気になります。しかしこれでも普通の人は東京ドームの広さを実際に実感として知っているのではないし、50mプールといっても深さはどうか、などということにはおかまいなしなのです。
要は、比喩を使って、「思考停止点」という落としどころを求めているだけなのです。
そして中国語というのは、曖昧な比喩でお茶をにごすのではなく、それが実感できるできないに関わらずとりあえず正確な数字で示す、 ということで思考停止できる類の言語なのかもしれません。
ちょっとした違いなのですが、こんなことを意識して中国語を聞いたり読んだりしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。
それではこの辺で、 886(⌒0⌒)/~~~
中国語と日本語「ウチとソト」の概念も違います ⇒ こちら
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常熟で生まれて常熟で育ちました。AOI中国語は2013年11月に開校したに新しい常熟中国語学校です♪
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常熟市海虞北路5号华府世家C215 常熟小葵花日中交流センター
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