小葵花中国語 in 常熟
常熟の語学学校「葵(あおい)中国語教室」のブログです。
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おとなの中国語(下)
- 2013/09/26 (Thu) |
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前回の続きになります。
インプット仮説というのは、外国語の「習得」は他から与えられたメッセージを理解する過程を積み重ねることによって主に起こり、意図的な「学習」やアウトプットは、その確認作業で、インプットの補助的なものである。
ということだと理解しています。ようするに「たくさん聞きましょう」ということなのですが、実は、
というところで終わりました。
たとえば20才の人と、40才の同等の中国語レベルの学生が、教室で中国人の先生とインプット中心の授業を進めたとしましょう。先生は理論通り、学生が「メッセージを理解」しているのを確認しつつコミュニカティブ(対話を進めながら)に授業を進めます。
しかし「理解」することのみを目標にコミュニケーションを進めれば、一般に、年齢の高い人のほうが、知らない単語、表現方法が多くても内容を「理解」する能力は高いのです。
それは生きてる時間が長いから、経験によって人の話の内容を理解する能力に長けているということです。実はそれが仇になって、いわゆる純粋な中国語能力が劣っていても、他の能力でカバーしつつ若い人と同等のコミュニケーション能力を維持することができるのです。反対に若い人の方は経験ではなく純粋に先生のメッセージを、単語の意味を知り文法構造を理解した上で「理解」に至る、という習得プロセスを素直に繰り返すことができます。
結果、年長者は「語学」の進歩という観点で測定すれば進歩が遅くなる、ということです。
ですから、結論を急ぎますと、学習者の年齢が上がるにしたがって、教授する側は内容が「理解」されたことと並行して、学習者がメッセージの理解に際して、中国語の構造(特に学習者の頭の中で文法処理ができているか)に意識を向けつつ理解するようにし、かつ教師側でそれを確認できるような「しかけ」を作る必要があります。
それが実際にどのような「しかけ」になるかということは、それぞれの先生、教育機関の「メソッド」ということになります。いずれにしても、最も大切なことは、成人教育においては、
が大切だと思います。いかがでしょう。
少し難しいお話が続いてしまいました。すみません~
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インプット仮説というのは、外国語の「習得」は他から与えられたメッセージを理解する過程を積み重ねることによって主に起こり、意図的な「学習」やアウトプットは、その確認作業で、インプットの補助的なものである。
ということだと理解しています。ようするに「たくさん聞きましょう」ということなのですが、実は、
というところで終わりました。
たとえば20才の人と、40才の同等の中国語レベルの学生が、教室で中国人の先生とインプット中心の授業を進めたとしましょう。先生は理論通り、学生が「メッセージを理解」しているのを確認しつつコミュニカティブ(対話を進めながら)に授業を進めます。
実は「落とし穴」というのはこの「メッセージを理解」することを唯一のチェックポイントとするということです。
先生の提示するメッセージの中に当然知らない単語や知らない表現方法があるでしょう。しかし「理解」することのみを目標にコミュニケーションを進めれば、一般に、年齢の高い人のほうが、知らない単語、表現方法が多くても内容を「理解」する能力は高いのです。
それは生きてる時間が長いから、経験によって人の話の内容を理解する能力に長けているということです。実はそれが仇になって、いわゆる純粋な中国語能力が劣っていても、他の能力でカバーしつつ若い人と同等のコミュニケーション能力を維持することができるのです。反対に若い人の方は経験ではなく純粋に先生のメッセージを、単語の意味を知り文法構造を理解した上で「理解」に至る、という習得プロセスを素直に繰り返すことができます。
結果、年長者は「語学」の進歩という観点で測定すれば進歩が遅くなる、ということです。
ですから、結論を急ぎますと、学習者の年齢が上がるにしたがって、教授する側は内容が「理解」されたことと並行して、学習者がメッセージの理解に際して、中国語の構造(特に学習者の頭の中で文法処理ができているか)に意識を向けつつ理解するようにし、かつ教師側でそれを確認できるような「しかけ」を作る必要があります。
それが実際にどのような「しかけ」になるかということは、それぞれの先生、教育機関の「メソッド」ということになります。いずれにしても、最も大切なことは、成人教育においては、
が大切だと思います。いかがでしょう。
少し難しいお話が続いてしまいました。すみません~
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おとなの中国語(上)
- 2013/09/25 (Wed) |
- 中国語あれこれ |
- CM(0) |
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日本人の中国語学習者はほとんどの場合、大学に入って以後、中国語を一から始めます。30代、40代…、70代になって始めたという人もいて、学習開始時期が極めてバラエティに富んでいるのが現状です。
私たち常熟葵中国語で勉強していただく生徒さんは30代~50代の人が圧倒的に多いですね。そして一般に外国語は、開始年齢が高くなるほど習得し難くなると言われています。
実はそれは、残念ながら本当です。
そして勉強の目的にもよるのですが、語学をマスターできるかどうかということを、成功失敗のどちらかで示すなら、ほとんどの場合失敗に終わります。
もちろん学習の目的は各人各様、高年齢になってから中国語を始める人は、ネイティブのようにぺらぺらしゃべれるようになろうという目標を持つ人の方がむしろ少数です。
しかし、だからといって教えるほうもいい加減で良いということにはならないでしょう。
どうすればいいでしょう?
開始年齢に応じて最適化した学習法を考えることが大切です。
一般に昨今の外国語教授法(特に会話)は、
が、主流です。
練習の際に、インプット(理解できる内容の入力)をアウトプット(しゃべること)よりも多くし、学習者がその会話に加わって話しをすすめる。要するに、普通のフリートークと呼ばれている授業形式です。
なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、これは英語教育の世界で過去「訳読形式」(文法中心)や、「パターン・プラクティス」(文の転換練習)などさまざまな方式を試行錯誤で繰り返してきた結果、
現在、最も学習効率が高いと言われている方法なのです。
ここまでは、その種の本を読めば書いてあります。
私たちの問題意識は、私たちのような民間の中国語学校で30前後から、60才代の方までの学生さんを対象とさせていただく時、すべての学生さんに、コミュニカティブ・アプローチだけで良いだろうか?ということです。
私たちは、
という立場に立っています。
長くなったので続きは明日のお楽しみ…
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プロフィール
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あおい
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性別:
女性
職業:
常熟中国語教室教師
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常熟で生まれて常熟で育ちました。AOI中国語は2013年11月に開校したに新しい常熟中国語学校です♪
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